末裔たちとの縁

国際キリスト教大学に支部設立のことを考えていたら、寮の先輩の名前と言葉のアクセントを聞いて織田信長明智光秀などが登場する戦国時代の有力な武将の末裔であることを理解した時のことを思い出した。私の愛した妻も歴史好きな人なら誰でも知っている人物の末裔である。妻からは良くその家がいかに特殊であったかを聞いて知った。またタヒチの私の道場生に先祖もまた誰でも知っている人と結婚した末裔であった。末裔と言えば、尤氏長寿養生功もまた形意拳から意拳と続いた中国武術の末裔というか、言うなれば、血すじを受け継いだ氣功武術である。この不思議な末裔たちとの縁にはどんな意味があるのであろうか?私の家の家系と言えば、水戸と青森南部藩の貧乏氏族の末裔であって、歴史に名を残す人物とは何の接点もない。とすれば、私の出会いのあった末裔たちのご先祖さまたちの魂が蘇り、末裔たちの姿形を借りて私とこうして接点を持っているのではないかということになるとしか私には考えられない。私の教授する尤氏長寿養生功があまりに特殊で、末裔たちのご先祖さまも興味があるに違いない。理由はどうであれ、私に託された使命や責任が大きいのである。これから世界に出てからでも有名な歴史に残る人物の末裔たちとの出会いがあるやも知れぬ。これからどんな末裔を仲間として迎えることになるのか、実に楽しみでならない。