過酷な訓練

武道やスポーツの訓練にはそれぞれにキツイ練習訓練がつきものと思うが、我々尤氏長寿養生功の訓練は私は経験したことも無いものであった。訓練と言うよりは拷問とでも言った方がピッタリ来るような訓練である。私の道場から出たニセモノたちに私が課した訓練は私のそれに比べてピーナッツのようなほんの軽いものであったが自分だけで男と思っているオトコは、私が敢行した体験を私から聴いて、それと同じ訓練を師母とした、と言うウソをついて自分のホームページに載せている。全く大したオトコの創始で総師範である。笑わせてくれるオオカミ少年ではある。尤氏長寿養生功の訓練は日本の相撲に似ている。四股が立禅、テッポウが発勁に当たると思われる。最初の頃は私は壁に向かい押すだけの訓練を一年ほどであったがそれだけやらされた。次は先輩の両肩をチカラいっぱい押せ!と言われてそればかりやった。もちろん站椿功と座禅は毎日である。二年目か三年目にようやく師母の肩を押すことができた。今思えば、たぶん師母はこうやって新規の道場生が、訓練に耐えられるか人物をチェックしていたように思えてならない。

過酷な訓練は私の氣を相当なレベルまで引き上げてくれたようで私の目指していた世界をついに作らせてくれたのであった。それまで誰も試さなかった、初対面者に対する勁空勁ができるようになった。今まで誰もしなかった新しい局面を切り開くには、誰も経験したことのない過酷な訓練が必要である。今のご時世では、過酷な訓練をペラペラした上手い口でする軽々しい自称武術家もちろんいるのではあるが、、、。