座禅と立禅

オリンピックの競技でラピッドファイアーという射撃競技で、48歳の中年日本人選手が金メダルを獲得したことを知る日本人は少ないだろう。私もつい先日知ったばかりなのである。彼は自衛隊員で、何年やっても 入賞すらしなかったが、座禅を盛んに習い行なって、ついに金メダルを獲得した。この話を知って、私はもし彼が座禅ではなく、立禅、站椿功をしていたならば、もっと早く金メダルを取って世界チャンピオンになっていたに違いない、と思ったのである。実は私もアメリカの自宅に拳銃を所持していて、たまに練習場では射撃訓練をしていたから興味があった。射撃では下半身が安定して上半身はブレないと的に当たる確率が高くなる。座禅では精神は安定させることができるかもしれないが下半身は安定させることが出来ない。その点、立禅は下半身を安定させて、身体のブレない正中線を作るのである。私には豊富な経験がある。ヘボゴルファーを三回連続で優勝させたことがあり、もやしのような日本拳法家を氣で日本拳法のチャンピオンにさせたこともある。立禅はこのように下半身を安定させることに加えてブレない正中線を作ることができる。ゴルフや日本拳法だけでなく、あらゆるスポーツに応用できる。だから、オリンピックで金メダルを取りたければ、立禅を練習に取り入れることで可能性がずっと高くなる。私の豊富な経験がその可能性大であることを物語っている。