災い転じて福となす

言い古された言葉ではあるが、今のコロナウイルスの災いを転じて福となす努力をしようではないか? 災いに勝つ為には、この災いを別な方向から見なくてはならないだろう。例えば、各国の空気が綺麗になっている。中国の公害がいっぺんに改善されている。ヨーロッパの公害大国の東欧諸国の空気も綺麗になって、遠くの山などが見えるようになったというのだ。オンラインで仕事をする人が増えれば、車は使わないから排気ガスが出なくなる。ますます空気が汚染されずに東京から富士山が見えるようになってくるだろう。昔あたり前のことだったことが復活する。悲鳴を上げていた地球環境が時計の針を戻すように以前のようになる。アメリカの感染者と死亡者が世界一となっているのは環境問題を無視して経済優先で石炭をもっと使って経済を重視する発言をするトランプ大統領の言葉に、その邪な氣にウイルスを使って地球が災いを起こしたのではないだろうか?日本の自然を大事にして敬う伝統的な哲学は自然がありがたがるから、もっと自然を環境を綺麗にダメージを与えない政策や人の心が変われば、ウイルスの災いも軽くて済むと私には思われる。人口の多い東京から人が地方へと向かい、地方創生の政策が進行して行くだろう。社会が変わる。一ミリにも満たない小さな微生物が人類の将来、未来を変えていく。悪いことばかりではない。こうでもしないと地球環境は人類が住めない星となり、子どもたちの未来は失くなってしまう。陰と陽の哲学によれば、陰が最大になると陽のポチが現れて、陽の最大に向かって行く。その逆もまた然りである。経済活動が最大になると、逆のチカラが出て来ていつの間にか自然のエネルギーが罰を与えるように逆戻りされてしまうのである。兎にも角にも人の心が変わるとそのエネルギーが自然に届き同調して人類にとって良い方向へと全てが向かって行く。人心の乱れを矯正することで自然が喜び、災いが起こらなくなってくる。私は海に漂うプラスチックを回収する人が、海のゴミを拾う人がもっともっと増えて海も綺麗になると地球温暖化も進行度が緩くなるので、地球の未来も保証されるのではないか?と私は思う。幸いにも私が住む予定のタヒチの島では感染者はゼロである。綺麗な海と空気はますます綺麗になって行くだろう。自然の力とエネルギーを信じるタヒチアンはそれをマナと呼び怖れ敬っている。二、三メートルにもなる大ウナギを島の守護神のように思って、蒲焼きにするタヒチアンは一人もいない。観光客を一人も入国させていないので、経済的には大ダメージだが、感染者は首都のPapeeteでたったの三十四人である。私は移住したら海のゴミやプラスチックを回収するボランティアに参加させてもらい環境改善してタヒチの島をもっと綺麗にしようと思っている。海辺を歩きまわってゴミ拾いをするのは私にはとても良いリハビリになるので一石二鳥いや、災いが減るので一石三鳥となる。