タヒチの思い出

以前にも言ったのであるが、頭の中で繰り返し思い出すと懐かしくなるのでみんなと共有したい。あれは私が通氣になる前にイジメがひどくなって、このままだと私の精神がおかしくなりそうだったので、何処か遠くの日本人もアメリカ人もいないところを選び、そこまで行って休養しようと思ってタヒチに行く切符だけ買ってさっさと飛行機でタヒチに来てしまった。ある島で地中海クラブで知り合った中国系タヒチアンと仲良くなり、彼の住む島に遊びに来てくれ、と言うので、どうなるか不安もあったが、良い男だったので、もっと知り合いたいとの思いで、ライアテア島と言う小さな人口一万五千の島を訪れたのであった。ここで一番の思い出になったのは、テッコンドーの者たちと交流して友達になったので、彼ら全員を海に突き出たデッキに誘い、驚かせてやろうと思ってかかって来い!何をしても構わない!と言って全員一人ずつ海の中に触れずに空勁で投げ込んでやった。海から上がって来たみんなが今度は、私を担いで頭から海に投げ込んでしまう。これ以降タヒチアンと大の仲良しとなって今に至っている。三十年後に二年前に訪れた時にその中の一人が父親になっていて、デモンストレーションをしていた折に彼の息子が自分も体験したいとのことで、私の前に立ったその息子は二メートルを超える大巨人でもあった。ビックリしたが、氣を感じれば誰であっても投げられる、と説明した後だったから断わることも出来ない。彼の氣に対する感覚を確かめてから、すぐに手を掴ませてから投げ飛ばし、立ってみろ、と言えば私の氣を感じて立つことが出来ない。向こうの方から全力で走って来てオレをつき飛ばしてくれ、と言って走って来た彼を目の前に来た時に 投げ飛ばして空中に浮かんで着地して肩を痛めてしまった。痛めた肩を氣で痛みを取ってやったら、さらに驚いていた。親子二代で私に投げられたこの親子に息子の子どもが、私の移住後にまた私に投げられたら、親子三代で私に投げられることになるなあと、想い浮かべていることは何と私は幸せなのだろう!と思うこの頃なのである。この奇遇な体験が可能になったのはひとえに尤氏長寿養生功のおかげであると、師母とドクター尤老師には感謝しかないのである。このことはぜひみんなと共有して欲しかったので、再度 ブログにて書き残したかったのである。