和魂漢才

明治維新以来、日本は農業国から工業国へと脱皮を目指して西洋文化を取り入れて、言うならば、和魂洋才に努めて来た。が、西洋文明も行き詰まり、第二次世界大戦後に植民地支配から独立を果たした国が多数現れて西洋文明も限界に達している。明治維新以前の日本では、その昔には仏教や漢字を中国から取り入れて日本の文化を作り上げたのである。日本人は他国の文化を取り入れることが得意な民族である。明治期に日本が将来自動車大国となることなど誰が予想しただろうか?西洋文明に溺れるあいだに日本伝来の伝統 文化が消えていく。そして欲の象徴であるカネへの追求が日常化して人の心は失われていく。そんな状況の中で、私が世界最高峰で究極の氣功を習得したことには何かの意味があったと思われる。師母は私を一番鍛えて持っていたワザを私に伝えておきたかったと思われる節がある。師母は誰かに師母はそのワザとチカラを伝えたかったのだ。和魂洋才の象徴である英語を学んだ私は和魂漢才の極である氣功、尤氏長寿養生功を習得して和魂洋才から和魂漢才を目指したのである。ポルトガルの甘いパンを日本のカステラにしてそのカステラを食したポルトガル人が驚くほどの出来になったカステラや、ドイツ人がベンツより出来の良い日本のクルマを欲しがる日本車のように、日本のスピリットを滲ませる氣功の確立を目指して派生した氣功整体を和魂漢才の熟成した文化として世界に進出してみたいものである。