屈折

人間が生まれたら、赤児となって心は純真無垢な子どもに成長するが心は純真無垢なままなのに長ずるにつれて生まれた自分の家の家系の生い立ちと環境に不満を持って心が屈折してしまう者たちがいる。貧しい家に生まれて大人になると他人を騙しても、他人を傷つけてもカネの為なら何でもする、と言う者たちが出て来る始末である。私には、今大の友だちがいる。四歳の幼稚園児なのに私と長いあいだ話をしてもお互い飽きもせずにずっと話をする。ちょっとおしゃまだが、とても面白い。七十歳の老人と四歳の幼稚園児が、私は下を向き、彼女は上を向いて話をする様子は他の人が見たら微笑ましいものだろう。私は子どもと話をするのが好きで通りを歩く子どもを捕まえては良く話する。心が純粋なので、ウソはつかない。正直な会話して心が通うとすぐに友だちになる。心に一物持って近づいて来る大人たちとは心の開きがあって私の心も子どもたちの心に同調して純粋になって来る。心が洗われる感じである。何があっても心が純真無垢になる手段は瞑想である。