成功と失敗

人間の生きているうちには何回成功して、何回失敗するのだろうか?成功することよりも失敗することの方がもっと多いというのがほぼ全員の一致した意見であろう。私の氣を習得する際には何度失敗したのであったか?毎日失敗した。瞑想も同じことであった。瞑想が心地よいものになるまで何年も毎日朝晩二回ずつ自分の日課となって来るまでする。そして空勁ができるまで失敗を繰り返す。失敗を嫌がっていては、失敗を恐れていては成功することなどできはしない。失敗が成功を生んでいく。氷山の一角が海面の上に出る。大部分は海面の下にある。失敗も成功の裏側に隠れて見ることができない。私が東洋医学の治療に携わってからは失敗、治療に不成功に終わる治療はほとんど無かった。氣が治療の源なのであるから、私が尤氏から学んだ有り余る氣を用いるので効果が大になるのは当然の結果であった。氣を養成するまでは多くの失敗があり、許されるが、一旦氣の応用で武術に応用して相手を投げたり治療に用いたりする時には失敗が許されない。充分な氣の養成までに数多くの失敗を経験して治療では数多くの成功を収めるべきである。