老人の夢

壮大な夢を持ち、その夢を達成しようとするのは若い青年だけでは無い。たとえ七十の古希を過ぎた老人にも若者に負けぬ、大きな夢を持っている。私はたくさんな経験と三十年に渡って築き上げた氣のチカラを持って中国の文化である氣功武術と治療と日本の精神を世界中に拡散して氣のチカラをスポーツに応用してオリンピックに通用する選手を育て上げるという夢を持っている。実に壮大で、人によってはキチガイが馬鹿げたことを考えている、と言う者もいるだろう。しかし、三十年ほど前に人を触れずに武術的に投げるということも不可能でナンセンス、ヤラセだ!と反発していた者たちがいた。がテレビの生番組で日本の有名人を完璧に投げて今ではそのことを疑う者たちは日本にはいなくなった。それから三十年を経た今ではその原理も私が理解してオリンピックのあらゆる種目に応用できる自信もついたので、私の人生最大最後のチャレンジと思いぜひ達成したいと思っている。私の年齢は老人の域に入っているが、私の精神には柔軟性があって若者のそれと変わらない。夢を持つことは若さを保つ秘訣である。歳は食っているが、気力体力は若いままだ。瞑想で鍛えた心身は衰えない。師母は時折、まるで赤ちゃんのようにわがままだった。それに倣い時折わがままを通す。氣功を長年訓練すると赤ちゃんに戻って行く。と同時に病気やケガも早く治って、学習能力もキープされて好奇心旺盛である。古希を過ぎた老人は今日も瞑想で一日が始まり、瞑想で一日が終わる。