武者修行

大学病院で医学部を卒業したばかりの研修医がインターンとなるように、私が現在さまざまな難病患者や他の病い、症状に苦しみを抱える患者に氣功整体治療の施術を行なっているのは私の以前に海外で行なっていた尤氏の武者修行と同じものだろう。最近では良く国指定の難病患者を診ている。だんだんと症例が難しい珍しいものになって来ている。普通一般の痛みはあまりにも簡単なものになって物足りなく感じることもある。何故歩行障害困難にそんなにも有効性があるのかを考えていた。私見ではあるが以下のように結論づけた。耳の置鍼によって、自律神経への刺激が脳神経に伝わり、人間の筋肉が下半身に集中しているので筋肉内の筋紡錘が脳神経と繋がり易くなったので脚の筋肉が急に動くようになるというのが私の見解である。理屈がどうであれ、歩行が楽になり患者が希望を持って毎日歩くことが楽に楽しくリハビリできるようになることが大事である。なにより、患者に笑顔が出て来るのは私にも良い影響を与えてその場の雰囲気がいっぺんに変わり幸せな感情を共有することになってお互いにハッピーになる。こんな感覚を共有して私がずいぶん前に訪れたタヒチの友人たちと今でも親交があって、タヒチに行くたびにオレの家に泊まれ!と言われるような家族付き合いになっているのは昔同じように幸せな感覚を共有していたからなのであろう。私の武者修行は昔も今も楽しく嬉しい幸せなものである。