万物斉同と波動

老荘思想の核の哲学は自然、万物斉同、と言えるだろうか?尤氏長寿養生功中国武術から発生した氣功なので老荘思想に影響されている部分がある。尤氏を長年訓練しているうちに、さまざまな人間が出入りしてその人間模様を見ることが多くなり、私がこうしようとすると、邪魔をして自分の思い通りにならないと、抵抗する、工作をする者が出始めて軋轢が生じてくる。こんな時には老子荘子の言っていた自然な流れに任せることにしている。宇宙の始まりには何もない混沌とした世界が回転して波動の早く細かなものは、目には見えない天のエネルギーとなり回転の遅い波動の粗いものが目に見えるものや地となって行く。人間の考えも目には見えないが波動を持つから波動の細かな良質なエネルギーは私に受け入れられて粗く悪質な考えは遠のけられる。目には見えないもの、見えるものの両方からエネルギーは出ているから、万物は同じ次元で考えると人生の見方が変わってくる。瞑想も波動が粗いと呼吸も粗い。瞑想が深くなった波動の細かな呼吸は良質なものとなって精神と肉体に良い影響を与える。波動が細かく繊細なものになっていない者とは現実には付き合いにくいことになる。波動波長がぴったり合っている者とは会って話をするといつも気持ちが良い。考え、哲学、物質両方にエネルギー、波長波動があって、良質な波動は良質な物質の波動と同調してお互いに結びつきたくなるようである。私が移ったワンルームのネズミ小屋は狭い刑務所の独房のようなものであるが少しずつ自分に必要なものだけ身のまわりに置いて、要らぬものは捨てるから波動波長の同じものだけで同じ波長で毎日暮らすことになる。万物斉同となって宇宙の流れに身を任す。なるようになって必要なものは手に入り不必要なものは去っていく。ニセモノが現れて去っていく。波動波長が合わないからそうなるだけの流れであった。