強さと癒し

強さを求める心は闘争と競争を生み、癒しを求める心は平和と共生共存を生む。尤氏長寿養生功では武術の訓練を基礎にして長寿と健康になることを目指すのである。闘争と競争を考えない、常に癒しを念頭において訓練に励んでいる。その求める理想は他と共存共生して平和を願うのである。なぜ尤氏を習うのですか?と聞いたら、強くなる為です、と言った者がいた。強くなってどうするのですか?と聞けば、考えときます、と言ってそのまま帰って来なかった。自分で勝手に瞑想の道場を開けてしまったのである。自分で自分を瞑想の総大将と恥も無く自称して我々の基礎訓練も教えていたからニセモノ尤氏長寿養生功になっていたのである。いやはや、油断も隙もあったものでは無い。自分の承認欲求を社会に対して求めていたらしい。教員免許を持ち、ニューヨークでモデルになったことでは満足出来なかったようである。全てが自分を社会にアピールしたかったらしいとしか思えない。初めから尤氏長寿養生功を学ぶ資格は無かった。こんな危険な人物に人間の能力を倍加させる尤氏を教えることはキチガイに刃物を与えるようなものである。今ごろ何処で何をしているか知る由も無いが、何をもってしても競争心を燃やして自分がカッコイイ者で自己中心的で、平和と共生共存には顔を背けて闘争心旺盛な人生を歩んでいるに違いない。