下半身のチカラ

サッカーであれ、競泳であれ、柔道であろうが、共通している課題がある。それは下半身のチカラである。この下半身のチカラが必要なのは尤氏長寿養生功も同じなのだ。そして体幹も鍛えたい。筋力が必要なのはどんな人間の身体活動、特にスポーツのそれぞれの分野でも同じである。一位と二位の差はここにある。日本人は身体が小さいので、筋肉量も外国人選手より小さいのは当然なことである。身体が小さいことは意拳の創始王向斎老師も同じで身体は小さかったが、站椿功で鍛えに鍛え筋肉量だけで無く氣も最大限に体内に溜めたのであった。その鍛えた筋肉はどんな拳法家より強かったのだ。それで意拳は大成した拳法、大成拳と呼ばれた。この站椿功をオリンピックの選手が採用したならば、オリンピックで外国人選手を破ることは可能である、と考えている。私は王向斎老師の下半身を鍛えに鍛えたエピソードを聞いている。師匠であった郭雲深老師が真冬に站椿功を訓練していた王向斎老師が終えた時に靴の下の雪が溶けていないのを見てもう一度站椿功をさせた、という逸話である。私は自信を持って言うことができる。身体の小さな日本人選手が身体の大きい外国人選手を尤氏長寿養生功の訓練で打ち破ることができる、と。尤氏長寿養生功の訓練は動く瞑想と言えるほどのメンタリティーを用いて下半身を強化することである。尤氏長寿養生功の訓練を分解して見てみるとそれは下半身に向けられたものであるとすぐに理解できる。