米食と学業

最近のアメリカの研究で、西洋人の学業と食事の関係性について解明されて来た報告書が提出されている。それによると、アジア人の子息の方が白人の子息より学業の成績が上であることが判明した。これには医学的、管理栄養学的な説明がつけられている。人間の脳はとても特殊で脳の重さは体重の2%であるにも関わらず、カロリーの消費量は全消費量の16%もある。しかもブドウ糖しか脳では消費されないので長時間保てる血糖値が必要になる。パン食の西洋人より米食のインド人、中国人、日本人は砂糖を多く摂取する西洋人より学業が上であることが検証されている。特に日本人はアメリカとの戦争で日本人の優秀性に気づき、教育制度が関係していた、と考えたので教育制度を根本から変えて6、3、3制に変えたのである。食事には想いが及ばなかったようである。また血糖値の急激な上昇が病いの源であるとも言われるようになった。低血糖症と言う砂糖を空腹時に摂取することで精神的にもダメージを受けて、生理痛、生理不順なども引き起こすことも分かって来ている。昔の日本人が食べていた玄米は血糖値が緩やかに上昇して長時間安定した血糖値を保つので最適な食事と言える。日本人の頭の良さは和食によって歴史的、伝統的に作られて来たと言うことができる。