一日一食運動

熊本に行く前の羽田空港でこれを書いている。一日に一食だけ抜いて、気分が向いた時には二食を抜き、約二週間ほど経っただろうか?血圧はすっかり正常値以下になって血圧の薬は一切飲んでいない。血液が固まるのを防ぐ坑血液凝固剤一錠だけは飲んでいる。私には奇跡的な効果が出て、調べてみれば他にもさまざまな症状に効果があると分かったのである。一食だけ抜くことを新たに私の療法に加えたいと思っているところである。健康長寿を保つには体重を二十代のそれと変わらぬようにすることであると聖路加病院長の日野原先生は言っている。まだ私の体重を測ってはいないが、確実に五キロは落ちているだろう。服がダブダブになって来ている。1サイズ下の服を買い替えている。あまり食べないでいると集中力が増すことに氣がついた。身体に悪いものは食べたくない。身体に良いものを少量だけ食べると満足して過食ができなくなった。精神的に落ち着いて思考が先になって時間が来たから食べることができなくなった。惰性で今まで食べていたことが分かる。そこで名案が浮かんだ。抜いた一食分を欠食児童のいる子ども食堂にその一食を寄付するのはどうだろうと思ったのである。経済的に困窮している家庭の子どもたちが食事を摂れない時もあるのだと言う。一日一食を抜くだけで病氣が回復すると同時に社会に貢献できる。食べなかった一食を持って行くことは物理的にできぬから一食分のお金ワンコインの五百円を寄付する。私が治療をする患者にも事情を説明して一人五百円を徴収して全て現地の子ども食堂に寄附することにしたい。私の治療は無料でボランティアとなる。今月から私自身の一か月の一食抜いた千五百円を寄附する予定である。一人で三十食になる。この一日一食運動を初めは日本で拡大して、世界に拡げようと思う。あと五十年ほど生きているあいだにしなければならないことは多くて果てしがない。コツコツしていけば達成できぬことも無いだろう。長生きして諦めぬこと、これに尽きる。古希を過ぎても何か想ったことは達成できるはずである。一日一食運動を世界的に拡めたい。