破壊と創造

宇宙の中では、古い星が最終的に爆発消滅して新星が誕生するように人間の体内でも古い細胞が破壊されなければ、新しい細胞ができない。健康であるためには身体の細胞が入れ替わるプロセスが必要である。破壊が起きて創造が始まる。私も一度習った少林寺拳法を廃棄しなければこの武術氣功を習得することはできなかった。捨て去ることには感情的になり葛藤があるかもしれない。が、段階を上げて次のステージに登るには過去と敢然と決別することが必要である。私は尤氏長寿養生功に一目惚れしてそれから先は後を振り返る気持ちは無かった。またそんな余裕すら無いほど全ての時間を私の新しい世界を創造することに費やしていた。それ以来、一度でも突きや蹴り、逆ワザなどをしたことが無い。破壊と創造が体内で活発に起こると新陳代謝が活性化して若返ることができて生きることで使うカロリーが消費されて太らない体質となる。破壊は悪いことばかりではないのである。排泄量が増えると身体の中の毒素も一緒に身体の外に出て行くからそれも健康に結びつく。高齢になるとこの破壊と創造のサイクルが遅くなって回復は遅くなって治りが遅くなる。だから古い細胞が新しい細胞と入れ替わるように氣を配らねばならない。排泄を活発にする食事、汗をかく運動や入浴、温泉での湯治など考えられる全てのことを実行して食、体、想のバランスに氣をつければ健康で長寿になることができる。