排泄

大変尾籠な話題で恐縮ながら、健康を回復する為には食と同じほど大切なので言っておきたい。毎日の排泄は食べたものをチューブで押し出すような排便ではまだ真の排便には至っていない。食事と同時にいやまたそれ以上に氣を使って感覚的に腸壁が剥がれ落ちるところまでに排便のレベルを上げなければ、病氣の回復を期待できないと思わぬといけない。私の私的な体験から来るいつもの話で申し訳ないのであるが、私の体験から来るストーリーが一番説得力があると思うのである。一日一食か二食にして、最低一食を抜いてから一か月が経つ。相変わらず血圧は120/80を切って正常値以下となっている。服もだんだんゆるくなって来てワンサイズ下の服を買わねばならなくなった。体重はまだ測っていないが、確実に落ちているだろう。次回の検診で血液検査時に体重を測るつもりである。とにかく気持ちが良い。若い頃、二十代の時のような身体の軽さである。聖路加病院の院長だった日野原先生によれば二十代の頃の体重をキープできていると健康で長寿を保つことができる、と言っていた。日本に帰国して以来、一日三食であったが、どうも食べ過ぎであったように思われる。気分が向けば、一日一食だけ、物足りない時には二食食べるからお腹が空いた感覚は全く無いのである。最低一食を減らす作戦は私にはピッタリ適っているようである。血圧降下剤は一錠も飲んではいない。普通、血管に問題があって救急車で運ばれてICUに入ることになった後には血圧の上昇を防ぐ薬を死ぬまで飲まなくてはいけないだろうが、私は薬が嫌いでいつかは薬を辞めたいと思っていたが、食事を減らして排便の量と回数が増えて血圧は120/80以下となったのでこれを死ぬ前日まで続けて行こうと決意も新たに血圧の薬はもう取らないと決めている。身体に問題を持つ者は食べ過ぎが原因であるかもしれないから最初一食を抜いて調子が良ければ続けてみる価値はあるだろう。ただし、糖尿病で血糖値が低くなって昏倒する可能性もあるのでかかりつけの医師に相談するが良い。皮膚に問題が出るアトピー性皮膚炎などには著効があるだろう。活発な排泄と少食はさまざまな病いに特効がある可能性は高い。ガンなどにも栄養を与えること無く、身体に溜まった重金属、毒素などの有害な物質を排泄できる可能性がありオートファジーのメカニズムを促進して古い細胞を自身で取り込み新しい細胞との交換が進むと若返りが起きることも期待できる。人間はいづれ老いて病氣となって死ぬのが道理であるが、少しでも遅らせて自分の能力を人のために使うことは大いに可能である。健康長寿を願う者はぜひ一度一日一食を試してもらいたい。