芸は身を助く

芸、自分の磨いたワザが、逆境に遭っても、自分の身を助けてくれるというのは真理である。自分の得意で好きなことは何があってもやり抜くべきである。成年になる前の一般教養を学ぶ時代には興味の無い分野の本も読まねばならないが、社会人になってこれより何をして生きて行こうか?と迷った後に好きなこと、得意なことを見つけた限りは自分が興味を持ってワクワクすることを見つけたならば、誰もマネのできないレベルにまでそのワザ、芸を磨くべきである。そうなったならば、そのワザに気づいた人が自分の逆境の時にあっても救いの手を差し伸べてくれる。今の私がそうである。ネズミが住むようなワンルームアパートに住んで、贅沢なモノも無いのであるが身体は絶好調で、実年齢より若く見られている。今日も親戚に会って、顔色が良く、とても元気そうに見える!と言うので私は調子に乗って、その場で駆け足して見せたら、ビックリしていた。私が五年前に帰国した姿を見ているからである。当時に比べれば、月とスッポン奇跡に見えただろう。来年アメリカに招待されたことを伝えると、もう一人で旅行できるのか?と問うので先日も熊本まで一人で飛行機に乗って帰宅した、と言うとまたビックリしている。東洋医学を修めた私は武術と医術に通じるワザ、芸を身につけた。その氣のワザで人々の役に立ってまがりなりにも社会に貢献しようとしている。私のアメリカ人の友人はアメリカでの私の鍼灸の技術を目の前で見ていたので病氣になった後に腰の骨を折ったのでまた歩けるように治療を頼む!と言う。私も用事があってアメリカに行かねばならぬと思っていたので渡航費を工面せねば、と思っていたが、切符を送ってくれると言うので私は一円も支払う必要が無くなった。これはまさしく、芸は身を助く!ではないだろうか?