芸術は爆発だ!爆発は氣だ!

ある芸術家は、芸術は爆発だ!と言ったが私は爆発は氣だ!と言いたい。芸術に限らず、どんな人間の活動も自己表現から来るものであり、その表現する根本の源のチカラ、エネルギーこそが氣だからである。氣無くては何もできない。東洋医学の根源は氣であって、陰気と陽気の両方のエネルギーが崩壊した時に死が訪れると言われている。氣を充分に養成して置いた時に爆発が起きる。爆発的なエネルギーが芸術を生み出すのである。氣を訓練して初めてものごとの根本の源が理解できるのである。一流の芸術家、武術家が私に投げ飛ばされる理由は彼らがすでに氣を使うレベルにまで到達しているからではないか?と私は考える。剣道の天覧試合までする師範が私に竹刀で打ち込んで来れなかった理由はそういうことであった。私が武術的に強いということでも無い。氣を専門に三十年も訓練していたから私の氣が剣道師範の氣より大きかったということだった。竹刀で私が打ち込んでいったら私などひとたまりも無く返り討ちにあっただろう。氣功のルールで相手をしてもらったから、そんな結果となっただけの話なのに昔、ある氣の団体に通うおばちゃんが、私、空手家を氣で飛ばすことができるんです!と私に向かって自慢していたのであるが、だったら空手で勝負してみたら?と言えば良かった。そんな人間たちが私の道場に大勢集まり、怒りおさまらぬ私は氣のボリュームを少し上げて相手をしていたら、あまりにたくさんな骨折者が続出した経験がある。 生兵法はケガのもと!である。