共生の時代

自国に有利になるように自己中心的に自国の利益と繁栄のみを追求する国の指導者を最近では良く見ることになっている。しかしながら、コロナショックで分かるように、賢明なやり方、政策とは言えない。自然界に目を転じれば、戦前に毛皮が人気となって海の生物ラッコが乱獲されて絶滅寸前となって海の生態系が崩れてしまい、ウニが増えすぎて海藻が消えて砂漠のような海となってしまった。ラッコの一日に食べるウニの量は半端ではない。それでラッコを保護して海に戻してみると、ウニの数が減って海藻が増えて生態系が戻ったと言う。海中の環境が以前のように戻って来ている。海藻とウニとラッコの三角関係は自然界の中ではバランスが取れている。自然は古代の仙人か哲学者のように智慧があって、無駄なものはひとつとして無い。頭の悪い政治家は仙人の爪の垢でも煎じて飲む必要がある。人間だけが傲慢で我欲の為に身を危うくしている。自然界では生きとし生きるものに役割を持たせて精一杯生きるだけでその役割を果たすことになっている。何故に人間だけがこのバランスのとれた理想の自然の姿を壊そうとするのであろうか?それは、いつも言うように人間の飽くなき我欲のせいである。すでに世界では一強になれる国はない。Globalization と言われて、先進国も未開のアフリカの国も一致協力して地球規模での政策を考えねば人類の未来は無い時代になっている。それを逆行するようにまた争いの時代に引き戻して一国だけが経済的に優位に立とうとする。そんなあさましい政策はコロナのような自然界の武器によって一掃されるだろう。愚行を犯せば次のコロナが来る。人間が愚かであればあるほど自然界は次の強力な一手を打って来る。これからは共生の道を探る共生の時代である。老いも若きも、富める者貧しい者、強者弱者も一致団結して地球と自然を大切に守り自然からの氣を体内に取り入れて健康で長生きできる社会になりたいものである。