杖は要らない

歩くことが楽しくなって、なるべく杖を使わずに歩こうとしており、ビッコは引くが手を振り膝を高く上げて歩くようになった。この調子で行くと杖を捨てる日が来ると思われる。毎月初週にリハビリに行っているが、今月八月のリハビリには杖を持たずに行こうと思っている。建物の三階にリハビリの施設があるので自転車を建物の下で駐めて歩いてエレベーターに乗ってリハビリの施設に到着する。この五年間で初めてのことになる。リハビリの先生たちの驚く顔を早く見てみたい。初めビックリしてそれから笑うだろう。私がリハビリに向かう姿勢は真剣で尤氏の修行に引けを取らないものがある。アスリートがケガしてリハビリする姿と同じである。オリンピック選手の訓練とあまり変わらない。変わっているのはオリンピック選手の練習期間は四年ほどだが、私は三十年であった。極限まで自分の限界まで訓練してリハビリも同じようにする。