氣と弓道

確か小笠原流であったと記憶している。私はテレビ番組のドキュメンタリー番組の収録で筑波大学弓道部を訪ねて氣がどのように弓道に影響を及ぼすか?という検証をしたのである。非常に興味深い結果が出た。弓道部員全員が私の氣に反応した。全員を勁で後ろの壁まで飛ばして站椿功をしてもらい、その後で弓を引いてもらったのだが、特殊な機械で重心の移動の測定をした時には全員の重心が一点に集中する結果となり顧問の弓道師範が明らかに違いがあって、弓を引く気迫と姿勢に影響が出ているとの見解であった。この弓道師範が高齢で高段者であるにも関わらず、氣に興味があり経験してみたいと言うので私が勁空勁でコントロールしたらゴロンゴロンと転がって喜んでいる。師範の先生以下弓道部全員は紳士で知的な雰囲気を備えて私は感動を覚えたものである。これには後日談がある。アメリカの私の治療院を訪れた患者がシンガポールから転勤になったとかでこの患者は筑波大学出身と言って、弓道部に所属して先輩が突然訪れた気功師に投げ飛ばされて、とても不思議だったと言っていた。と言うのである。それは私です、と言って仲良く話をしたことを覚えている。他にもバレーボール部でジャンプ力をつけたいと言うので、スパイクする時に私が氣で上に持ち上げたらもっと高い打点になったのでコーチの先生がそんなバカな!と言って興奮しているので、試してみますか?と言った後にまた機械でコーチのジャンプ力を測定したら明らかにジャンプ力を増した結果となってやっと納得したのであった。また不思議がっていたのである。どんなテレビ番組の検証要請にも対応できるので絶大な信頼をテレビ局からもらったのである。これ以降さらにテレビ番組に招かれ私の勁空勁の実験の数は増して行き私の氣の研究に大いに役に立ったのである。