快と不快、やるか、やらないか

私が最初にサンフランシスコの道場で立禅を一時間瞑想した後に非常に哲学的な考えが頭に去来して人生は難しくは無い!との結論めいたことが心の奥底から浮かんで来た。その内容は人間の行動は難しく考える必要などない。二つにひとつの選択しか無い、ということであった。快か不快、やるか、やらないかの四つのうちの二つに絞り込みその組み合わせによって幸せの道が決まる。すなわち、快いことをやる、不快なことをやらなければ幸せになり、快に感じることをやらない、不快なことをやると不幸になる、という簡単なことであった。我々は難しく考え過ぎる。選択肢が多すぎて不幸せになっている時があるのでは無いか?シンプルに考えると、人生では前に突き進むことは容易になって来る。無駄を省くとものごとがクリアーになる。私はこれは真理であると今でも確信している。プラス掛けるプラスはプラスになる。マイナス掛けるマイナスはプラスになるように、快をすると人生は開き不快なことをしなければ幸せな人生を過ごして行ける、幸せになる方程式である。私が今とても幸せになっているのは好きなこと、快いことを職業にしているので幸せになっているに違いない。好きでも無いことをしないからだ。不快に感じることはせずに心地よく思えることをやることをお勧めしたい。趣味を自分の職業にできるまで習熟して好きでも無い職業から好きなことを自分の職業にできるなら幸せに生きることができるはずである。