身体と心を繋ぐもの

健全な身体に健全な心が宿るとは良く言われるが、目には見えない心を作り変えるには目に見える身体を鍛えることが近道となるだろう。身体と心を繋ぐものは氣である。身体を100パーセント使用するには、身体能力を100パーセントフルに活用できるには氣を使うと達成できる。だから、剣道剣術においては高段者になると瞑想が奨励されて、スポーツではイメージトレーニングが応用される。身体が心を鍛え心が身体を動かす。鍛えた身体は鍛えた心を表す。つまり身体と心は表裏一体である。中途半端にしか鍛えられなかったニセモノたちはウソをつく武術家となり、エセ瞑想家となってそれぞれ中途半端な団体の長となっている。全てに中途半端な人間は心と身体も中途半端であるから今でも中途半端である。果たして夢、夢、と言っていた夢を果たしたニセ武術家は幸せになっているだろうか?そして、私は幸せよ!と言った瞑想家の大将は今ではもっと幸せになっただろうか?そんなバカなことは無いだろう。心も身体も思う存分に作り上げることができぬ者が武術の師範や瞑想の大将になれるはずは無い。