感性と美学

同じ武術をしていても、感性と美学の無い者が作り上げる武術はマネとカッコだけの代物でその内容の臭い醜さだけが鼻をつくものである。感性と美学は似非ファッションモデルだけのものでは無い。武術を生涯続ける者には必要不可欠なものである。ウソと見栄で作りあげた武術と瞑想などに感性と美学はあるはずがない。人間の生き方にこそ、その感性と美学は表れる。裸で生まれて裸で死ぬ。それまでのあいだに口と服装で自分の中身を誤魔化してウソと見栄の武術と瞑想を作った、天下を取った、と勘違いしているニセの盛者たちは必ずすぐに滅することを知らない。盛者必滅の真理はここでも見ることができる。