道を極める、生涯の修行者

一度、好きなことを見つけて、そのことが自分にも他の人にも社会にも役立つものであると分かったならば、その道を歩き切って極めてみたいものである。私も尤氏長寿養生功を知って以来、この道を極めてみたいと思い、毎日私の汗を絞って一回一回の練習で倒れるまでトレーニングに励んだものである。今この歳になっても未だ道は完成せず道を極めようと努力している。その心、心境は静寂そのものだが、心の奥底には、もっと何か足りないものがあるのではないか?という更なる向上を目指す火を燃やし続けている。これほどやっても完成には至っていない。結局は完成することは無い!と言うのが芸術、武術武道を目指す者の宿命ではないだろうか?どんな武術であっても目指している者たちは生涯の修行者である。たとえ、オレはチャンピオンになった、と豪語して威張ったところで、それは究極の完成では無い。さらに上があるものである。強い、弱い、の競走しているあいだは修行はまだ足りないものなのだ。