氣に敏なる者は幸い也

どんな病いもどんなケガも氣が関係しないものは無い。私の治療経験では、氣をすぐに感じる患者は早く回復する傾向がある。私が開く講習会にも氣に敏感で、両手の間に空気のボールを感じたり、手が震えて止まらない者を発見すると、私は言う。氣をこれだけ感じる人はラッキーで、鍼一本で病気が治る場合がある、と。急性の腰痛であろうが、国指定の難病であろうが、氣に敏感な患者は初回の治療で完治したり歩き始めたりするのである。たとえガン患者であっても、氣を感じることができさえすれば治る可能性がある。私が理想とする医療はどんな病気の患者であっても氣を感じる患者は東洋医学を試してみる価値があり、回復するスピードを倍加して早めることができるので、将来は西洋医学東洋医学の融合を目指すべきである、と言うことである。未来の医療というものになるだろう。そこまでに行くまでの私たちの役割は大きなものがある。西洋医学を使わずとも手術やクスリを使わなくても、完治させるところまでレベルを上げねばならない。残念ながら、医師と患者も氣がとても有効であることを知らない。一度でも彼らが見たり、経験するならば状況は改善されてもっと東洋医学における氣の実用性に気づくだろう。今までアメリカの私の治療院であらゆる患者を完治させたように日本でも患者を完治させる十分な治療例数を持てば、医療を変革できるかも知れない。氣に敏感な者は幸いである。病気が治り、運動能力は向上し、潜在能力は開いて来る。一般人よりはるかに充実した人生を歩むことができるのである。