最大寿命、サーチュイン因子

最近の老化研究により、サーチュイン遺伝子を活性化することで老化を遅らせることができる、と言っている。その方法は身体に負荷をかけることで生命力に喝を与える、という分かったようで分からぬようなものである。最大寿命を一人フランス人の女性が達成していた。身体に負荷を与えるどころか、ワインもタバコも死ぬまでエンジョイしていたようだ。だが百二十二歳まで生きた。科学的な研究がハーバード大学医学部で成されて最大寿命を伸ばす方法論が確立されている。食事の量を減らす、と言うことである。普段我々は食べ過ぎており、古い細胞が体内に残り新しい細胞に移り変わるオートファジーがうまくいっていない。そこでほとんど飢餓状態に近づけることでオートファジーのプロセスが活発に機能して古い細胞が新しい細胞に変わり身体中の細胞が新しく生まれ変わって若返り、最大寿命を延ばすことができる。そう言えばアメリカで私も一日の食事を減らし体重減に努めて一日一食または不食まで行ったものである。体重は九十五キロから六十一キロまで落ちた。帰国してから日本の食べ物がとても美味しく食べ過ぎているので体重は七十キロまで増えてしまった。私はできるだけ最大寿命を延ばしたいと思っているのでこれはぜひとも試さねばならないと思い、早速始めている。とても気持ちが良く薬を飲まずとも血圧はすぐに正常に戻っている。すぐに体重も落ちて来るだろう。百二十を越えるのは五十年後になる。さてどうなるやら、