同病相憐れむ

歩行困難の後遺症患者を治してもう一度歩けるようにしてあげるのは、私にとって他人ごとではないからである。私もコンクリートの道路に左膝をしこたま打ちつけて以来歩けなくなったいきさつがあり六年が過ぎている。この六年間のあいだ、毎日痛みと痺れがあって杖をついても良く歩けない。必死になって自分でリハビリと筋力トレーニングで脚の筋力がつき、一人で飛行機に乗って海外にも行って帰ってくることができるまでに回復して来ている。歩行困難で歩いている人を見ると、私が治療方法を知っているので黙って見ていられなくなる。大きなお世話だ!と言われるかも知れないが、声をかけてストレッチなど教えたくなってくる。同病相憐れむと言うことだろう。歩行困難者に特化した治療院を設立できはしないか?と思案の毎日である。