電流一万ボルト

これは私が直接本人から聞いた話であるから本当のことである。シリコンバレーの超有名企業で技術者として働いている私の先輩が職場で一万ボルトの電線に間違って触れてしまい、身体が吹っ飛び意識を失った。正気になってから頭が痛いのでどうして頭が痛いのか調べると天井に頭のサイズの穴が開いていた。彼は私に言ったのは、王向斎老師が対戦相手を天井や壁まで飛ばすことができたのは王向斎老師の氣のチカラが一万ボルトの電流ほどのチカラを持っていたからではないか?と言うことであった。さすがはアメリカの有名企業の技術者である、と私は思ったのである。太ももの筋肉が一万ボルトの電流に反応して天井に飛び上がるほどの電気が流れたということである。氣を一万ボルトになるまで高めれば、相手を天井まで飛ばすことが可能となる。どんなことでも科学的技術的に分析して解明する姿勢は私にさまざまな影響を与えている。三十年ほど前の話である。