第二次神秘体験

尤氏長寿養生功を始めてすぐに神秘体験を経験している時には師母が良く「色を見ないか?」と聞いていたのを思い出した。すると白人女性が相槌を打つように赤い色を見た、とか黄色を見た、とか言う者がたくさんいたのであった。私は色を見ることは一度も無かった。私は赤緑色弱とか子どもの頃に診断されたので色を見ることなど無かったのかも知れない。その代わり、身体的神秘体験はしょっちゅうしたのであった。身体が巨人のように大きくなって壁や天井に身体が当たってガレージいっぱいになり窮屈だ。また、ちびた鉛筆のように小さくなった。そして身体が前傾してほとんど床と平行になっていたが、それでも倒れずにただ立っている。こんなバカな!常識であり得るだろうか?と怖くなって目を開けるとただ立っているだけである。感覚的にそうなっていたのであった。この体験をした後に私の上達が速くなったのである。経験しているから、神秘体験は悪くないものであることは知っている。今私の周りに起きている出来事は、この多幸感は感覚的に起きているもの、実態が無いものでは無い。現実に起きている出来事である。私はこれを第二次神秘体験と呼びたい。何を食べても、安い缶詰の魚を食べても高級食材の味がして楽しく嬉しく小学生の修学旅行前夜のような気分で床に就く。何か変だ。人と会って会話が楽しい、愛ある良性のエネルギーを持つ人が天使に見えたり、神使に思えたりする。師母が亡くなって大分経つのでハードな訓練は終わったのにこんな神秘体験をするなんて!第一次は感覚の世界で現実に起きていたものでは無い。が、今回の神秘体験は現実に起きているものである。神秘体験の後には奇跡的なことが現実に起こって来る。それを体験している私はこういった神秘体験を歓迎する。悪いことでは無い、良いことが起きる前兆であることを知っている。どんな奇跡的なことが現実化するのかは、神のみぞ知る、

である。