因果応報

まいたタネが実を結ぶには土を耕し、水を撒き、雑草を間引く仕事、努力が必要である。しかるに、果実のみを欲しがり努力精進はしたくない、という人間が多い。太田氣功道場から出たニセモノも同じように努力精進はしたくない人間であるので、私のちょっと教えたことをマネだけして師範大将と自分の肩書きだけ気にして、自分と私のギャップを埋めていたのであった。そのあさましい姿は盗っ人か、詐欺師である。一の努力は一にしか成らず、十仕事すれば十の成果を得る。百や千努力精進すると私のような空勁ができるようになる。私に初めからそんな能力があった訳では無い。毎日七時間、三十年間の過酷な訓練を経た後にできるようになった因果応報なのである。それを私のマネだけして美味しいところをいただこうという根性が私には気に食わない。盗みを働けば罪になり資格を詐称すると犯罪となる。初めは小さなウソもだんだん大きくなって、他人を騙してカネを受け取ればそれこそ立派な詐称となる。世間ではそんなことをする人間を詐欺師と呼ぶ。詐欺を働き社会を欺く行為には例外なく因果応報の摂理が訪れる。極罰を受けることとなる。今も怖れを知らずに傲慢な態度で社会の頂点に君臨しているように振る舞っているかも知れないが、コロナの影響で沈黙せざるを得ないだろう。これで終わりでは無い。彼らにとっては罰は始まったばかりでこれから先にある長い罪の償いが待っているのである。人生は正直に生きて良い行ないをたくさんして良い報いを受けたいものである。