武士の心と業績

江戸末期の、隣の中国清朝にイギリスが阿片を売ってアヘン戦争になった。その後中国がインド同様植民地になったのは周知の事実であるが、日本では、日本の武士たちや坊さんたちなどが寺子屋を開いて読み書きを教えていたので、日本人の識字率の高さに加えて、武士たちの戦闘力も侮り難いものがあったので西洋人は日本を植民地にはできなかった。日本に武士たちがいなかったならば、日本の歴史はもっと違ったものになっていただろう。今の日本は無かったかもしれない。現代において武士の心を受け継いでいるはずの武術家武道家がウソをつき、虚偽の武歴をでっち上げて自分で自分を総師範とか宗家と呼ぶに至っては、当時の武士が嘆くだろう。身体こそ大きくなっているかもしれないが、心はノミのように小さなものがある。とても情け無い。学業と心も悪ければ、文武両道など高嶺の花だ。武士の心も値打ちが無くなってしまった。私のマネをしてばかりのブジュツカは武士の心無く、商売人の心でブジュツカとなっている。